2019年2月14日・15日、京都営業所にて第5回目のインターンシップが開催されました。
今回の参加者は大学3回生と現在求職中の男性おふたりが参加されました。

1日目

座学

今回の担当は京都営業所の川村所長です。
土木業界の強みや課題、今なぜ特殊高所技術が必要か、現在のインフラがどういった状況なのか0の知識を1にしていく説明が行われました。
インターンシップ生は熱心にノートを取り、ふむふむ、とスライドに見入って説明に耳を傾けていました。

ひとこと課ひとこと課

写真を撮るために入室した私でさえ川村所長の話に「なるほど」と聞き入ってしまうような初めて聞くこともあり、とても興味が湧きました。
広々とした草原に建てられている風車ひとつにしても、建設される工程ではもともとは草原ではなく大きな道を通して風車を建て、その後草原にしたという裏話も聞くことができました。
風車建設のための重機を通すために必要な道路、それがなくなった今、四方八方を草原や海に囲まれた風車を点検するには・・・、もう重機は運んでくることは困難になり、費用もかかります。
ならば、私たち特殊高所技術者の出番となる。
そんなお話しにどんどん聞き入っていくインターンシップ生達でした。

川村所長の軽快なしゃべりで早々にインターンシップ生の緊張もほぐれ、次にバトンタッチした坂井課長の少し難しい技術面の話でも質問が行き交う和んだ雰囲気となりました。
和みながらも技術者の仕事内容について、さらに明日の安全パトロールについても要点をしっかり抑えることができました。

さて、お待ちかねのランチタイムです! 😀

ランチタイム

今回は川村所長率いる先輩社員も含め、会社近所の鉄板焼き屋へ行ってきました。
ここではインターンシップ生の持ち味がどんどん引き出され、終始笑いの絶えない時間となりました。
容赦ない社員からの突っ込みや、むちゃぶりにも、最初はたじたじであったインターンシップ生も、なかなかの受け流しや対応をしてくれました。

ひとこと課ひとこと課

体育会系の学生さんの食べっぷりは見ていて気持ちがいいですね!

ランチ後はまた少し小難しい話が始まります。
実際の技術者が学ぶ係数の話をしたり、事故が起こらないように安全に対してどのように考えているか、など徹底的に安全に対する姿勢を学びました。

そして1日目の最後は、お約束の「登はん体験」です!

やってみよう100M登はん

特殊高所技術者になるためにはこのロープ登はんを100m登りきらないといけません。
それをインターンシップでは少しだけ体験してみます。
TKGの社員でさえ、初めて登はんする時はもたもたしてしまいます。

さて、今回のインターンシップ生はどうでしょうか!?

タカシ

えっ!? めっちゃつらい!


ヒロオ

えーー!! つらすぎる!!


周囲にいた社員から手助けしてもらったり、登はんのちょっとしたコツを教えてもらったりと必死(笑)

なんとかコツをつかんで登れるようになった時にはもうへとへとになっていました。
次はそんなふたりのロープの補助をしていた1人の社員に全員の目が行き・・・

社員が急遽インターンシップ生の前で実演をする、ということになりました(笑)

突然指名された社員も「負けてたまるか」の勢いでどんどん登っていきました(笑)

体験も無事に終わり、一日目は終了しました。
明日、筋肉痛になっていませんように。。。 🙄

やはり姿勢が違いますね!

2日目

安全パトロール

2日目は、大阪府交野市にある「星のブランコ」で安全パトロールです。

とんでもない道のりを車で進み、現場に到着。
技術者が向かう現場は細い急勾配の道のりを分け入っていくこともあります。

そう、重機の入れない道のりです。

そういった場所でも活躍するのが特殊高所技術者です!

現場の「ほしのブランコ」に到着した時、技術者はまさに現場へ入る準備をしている最中でした。

野帳(損傷を記録するための簡易図面)の準備
お互いの装備をチェック
もちろんカメラのチェックも!

あらゆる道具に落下防止を装着したり、現場の野帳を確認しあったり、ロープの状態をチェックしたり。

技術者もインターンシップ生も穏やかな空気はここまで。

これよりKY活動を行います。
※KY活動:危険予知活動(その作業に潜む危険となるポイントを作業前に洗い出し、共有と対策を行う)

そして、2名の技術者が自分自身とお互いの装備について指差呼称しながら確認していきます。
インターンシップ生もそんなふたりを真剣に見つめます。

そして、いざぶら下がる つり橋へ

技術者の背中の空気が変わりました。

ひとこと課ひとこと課

内輪で申し訳ないですが、我ながら弊社の技術者はカッコいいです。ほんとに。
技術者についていくインターンシップ生の背中もカッコよかったですよ!

自分たちがぶら下がる場所を決めてからの技術者の様子について、インターン生は興味津々で見入ります。
技術者は、試行錯誤しながら支点作成を行い、確実に安全にぶら下がれる状態へともっていきます。

安全が確保されて初めてぶら下がる、それが特殊高所技術者です。

支点の作成を終えた技術者が下へ降りていく様はまさに忍者のようでした。

インターンシップ生は支点の作り方や、安全確保の様子をくまなく写真に収め、一通りをパトロールしたのちに登ってきた山道を徒歩で下山し、報告書作成のため本社へと帰路につきました。

ランチタイム

ひとこと課ひとこと課

張り詰めた空気の緊張の糸が切れたわたしのおなかの虫が。。。

ちょうどお昼どきの時間だったので、現場近くのインドカレー屋さんで現場の感想などを話し、冷えた体を温めながら美味しくいただきました!

報告書作成

本社に帰ってきてからは坂井課長のもと、安全パトロールの報告書作成です。
社員と同じ事務所でパソコンとにらめっこ。
働く大人の事務所の空気も感じることができて、まるで社員の一員のように同化していたことが印象的でした。

インターンシップ後のアンケートにもしっかり回答くださり、弊社としても今後の課題も見え、共に学べる有意義な時間が過ごせました。

報告書に使用する写真の選定中
この日はバレンタインデーだったのでチョコレートをおすそ分け
2日間お疲れさまでした!

※ご協力いただきました関係者の皆様には大変感謝いたします。
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ライターこの記事を書いた人
ひとこと課

ひとこと課

人の事 を考える課という事で、特殊高所技術では、【人事課】を【ひとこと課】と呼んでいます。