TKGの魅力 -心奪われる瞬間-

京都営業所の大吉こと、仲村です。

なぜ大吉かはさておきまして、今年の春で、入社から早くも3年が経とうとしています。毎日が慌ただしく過ぎていく仕事の中でも、ふと目や心が奪われる瞬間が私たちの職場にはあります。

入社前は「特殊高所技術」という会社について、社名の通り、「普通の人には近づけない高いところで仕事しているんだろうか」と考えていましたが、そんなことはございません。通勤通学で毎日通る道、車やバスが通る大通り、連休は多くの人が利用する高速道路、など、生活に身近なところで意外と毎日職務に就いております。様々な道には川や線路を越えるため、橋が架かっていて、その橋はわたしたちの技術において、コスト・工期・工法の観点からみて、最も力を発揮できる現場の一つなのです。

橋梁を維持管理するため、日夜日本中で多くの方々が点検を行っています。弊社もその一員であり、わたくしも点検に携わる身なのですが、『他の方法では到達し難い場所へ安全かつ素早く行く』ことができるのが、我々「株式会社 特殊高所技術」の特徴です。

ロープをはじめとする様々な機材を駆使し、点検を行うのですが、我々が行くのは他者が踏み入れないところばかりです。高さだけでなく、簡単に進めるような道などない場所もあります。

安全を核とする我が社の、社名でもあり技術名称でもある「特殊高所技術」を用いて、慎重に安全に点検を進めていくことは、緊張の連続です。業務で訪れる、橋梁をはじめとする様々な構造物の中には、暗く狭く息苦しく感じるところも少なくありません。そんな場所でも、常に異常はないか、どういった状態か、視覚や触覚、聴覚といった五感を研ぎ澄ませながら点検を進めていると、時折見える景色や仲間の姿に、ホッと和んだり、支えられたりするような気持ちになったりもします。ただ橋の上に立つだけでは気づけない心奪われる瞬間に出会えるのも、この仕事の魅力です。

わたしたちの何気ない日常ですが、この日も無事安全に作業を終え、片づける間際の一コマを紹介致しまして、これにて失礼。


ライターこの記事を書いた人
仲村優生

京都営業所

2014年入社